カトリック河原町教会

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悲しみの聖母(9月15日)

 イエスの生涯が受難の連続であったように、マリアの生涯にも喜びと共に多くの苦難がありました。シメオンは、幼子イエスの奉献の際、マリアに「あなた自身も剣で心を刺し貫かれます」(ルカ2・35)と預言しました。

 古くから教会は、聖母の生涯をいろいろな形で記念してきましたが、「悲しみの聖母の祝日」は15世紀にドイツのケルンで始まり、1817年に教皇ピオ7世により全教会の祝日として定められました。

 このミサではイエスの”死の悲しみ”を中心としますが、昔から信徒たちは、他の出来事も加えて、聖母の”7つの悲しみ”を以下の通り黙想し祈ったと言われています。
(1)シメオンの預言
(2)エジプトに避難
(3)神殿でイエスを見失う
(4)十字架の道でイエスとの再会
(5)イエスの十字架の死
(6)イエスの十字架の下に立つ悲しみ
(7)イエスの埋葬

 マリアの生涯は、シメオンの預言の通りでした。しかし、聖母マリアは神への信頼を失わず、謙遜に、すべてを心に納め、ひたすら従順に、イエスの救いの業えの参与を果たしたのです。

2015年9月



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