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聖書における「数」のはなし

 聖書には数字がよく出てきますが、シンボル的に使われていることが数多くあります。その意味を知ることで聖書がより解りやすくなるでしょう。

◆「1」
「1」は、唯一の神を指します。また、すべてのものは1つであり、一致を表しています。

◆「3」
「3」は、三位一体の神、神の世界を表しています。イエスは荒れ野で3回誘惑を受けられました。また、十字架で亡くなられた後、墓の中におられたのも3日間です。

◆「4」
「4」は、自然、神が造られた全世界を表す数とされています。四季、四方、四大元素などの自然があります。また、4福音書は世界の四方にイエスの福音を伝える書であり、救いのシンボルとなっています。

◆「6」
「6」は、完成を意味している「7」に1つ足りないので、不完全を表します。あまりよい数とはされていません。ヨハネ黙示録に獣の数字え666が出てきますが、これはキリスト教徒の敵を指していると言われています。

◆「7」
「7」は、聖書の中で最も大切な数で、完成、完全を意味しています。3は神の世界、4は自然を意味していますので、神の世界と自然の世界を合わせた完成が7ということです。7日目に神は天地創造の仕事を完成され、第7の日を祝福し、聖別され、1週間が7日となりました。聖書には7つのパン、7つの賜物など数多くの「7」という数字が出てきます。また秘蹟の数も7つです。

◆「8」
「8」は、新しいスタートを意味します。
洪水によって人類を滅ぼした神はノアを含む8人だけを助けて新しい人類を始めました。
また、ダビデ王は8人目の末っ子です。
主は週の初めの日、すなわち8日目の朝に復活され、その日こそが新しい時代の始まりとなりました。

◆「12」
「12」は、7と同じくらい重要な数です。ヤコブの12人の息子がイスラエルの12部族の祖となりました。
 1年が12か月である、毎月神殿に奉仕する祭司も12グループに分けられていました。
 イエスは12人を選び12使徒としました。
 ヨハネの黙示録には新しいイスラエルを12の数で表しています。

◆「40」
「40」は、聖書の中であ一世代を表す数です。また、苦難、試練期間を表すとも言われています。
 出エジプトの後の約40年間、シナイ半島を放浪したイスラエルの民は、たびたび神に背いたので、誰一人として約束されたカナンの地に入れませんでした。40年間は1つの世代が交代する期間だったのです。
 ノアの洪水は40日間続き、モーセは40日間シナイ山上に留まり、イエスの荒れ野での断食は40日間でした。ですから40日間の四旬節があるのです。

2015年6月



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