カトリック河原町教会

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「死者の月」とは

 ○11月1日は「諸聖人」の祭日
 カトリック教会では、11月1日を「諸聖人」の日として祝います。聖人とは、キリストへの信仰を持ってこの世の旅路を歩み通し、今は天の御父のもとで永遠の生命にあずかっている人たちのことです。この日には、特定の聖人だけでなく、名前が知られている聖人、あまり知られていない聖人など、すべての聖人をお祝いします。

○11月2日は「死者の月」
 また教会は、諸聖人の祭日を祝った翌日の11月2日を、「死者の日」として記念します。亡くなったすべての人が、神さまの憐れみによって永遠の安らぎを得ることができるようにと特別に祈る日です。
 死者のための祈りが典礼の中に現れたのは、3世紀の初め、地中海に面したカルタゴにおいてです。もともと死者のために祈る習慣は、初期キリスト教の時代からあり、4世紀には東方教会で、8世紀には西方教会において、ミサの奉献文に取り入れられるようになりました。

 現在の「死者の日」の起源は、998年にフランスのベネディクト会・クリューニー修道院において、この日を帰天したすべての信徒のための記念日と定めたことにあります。そして、この習慣は徐々に教会全体へと広まっていきました。

○11月は「死者の月」
 日本では「死者の月」と言っていますが、この表現はヨーロッパやアメリカでは使われず、「霊魂の月」または「魂の月」と言う言い方をします。この表現をすることで「死」は終わりではなく新しい始まりであり、「死」の後には肉体を離れた「永遠の生命」があるということを示そうとしているのでしょう。

 そして、わたしたちは生者と死者との連帯関係にあり、その連帯関係は「聖徒の交わり」を土台としています。「聖徒の交わり」とは「聖なるものの分かち合い」・「聖なる人々の交わり」という意味を持ち、これがまさに「教会」なのです。深い敬愛の心をもって祈る死者のための祈りは、同時に、死者がわたしたちのために祈り、執り成しをしてくれるという意味合いをも持ちます。

2014年11月



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