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アシジの聖フランシスコ

 聖フランシスコは、「平和を願う祈り」を世に残した、中世イタリアの聖人です。アシジの裕福な織物商家に生まれ、若い頃は自由奔放な日々を送っていました。騎士を夢みて対ペルシア戦に従軍しますが、1年間捕虜の身となった後重病にかかります。その間、心を神に向けて人生や死について考え、神の招きを受けてアシジに戻ります。1206年に聖ダミアノ教会で「早く行って私の家を修繕しなさい。今にも倒れそうだから」との主の声を聞いたフランシスコは、全てを捨てて貧しい人への福音、病人の看護、教会の改善に全力をささげました。

 キリストの言葉に従順に生きる彼に感化を受けた人々が次第に集い、1210年に「小さき兄弟会(現フランシスコ会)」を創立、清貧と愛に根ざした神との深い交わりは、人々の心を強くとらえ信仰へと導きました。「太陽、月、星、水、大地、人間・・・死まで」に「兄弟姉妹よ」と呼びかけ、神への壮大な賛歌をささげています。「弱者への献身・病者への慈愛」の実践に生き、1224年に病の苦しみの中で聖痕を受けたフランシスコは、その2年後44歳で生涯を閉じました。

 教皇フランシスコは、選出決定の際に一人の枢機卿から「貧しい人々のことを忘れないでください」と言われ、その時に自分の心に強く入ってきた名前が、アシジの聖フランシスコであった、と語っています。神の導きに従って平和を愛し、貧しく慈愛にみちた聖フランシスコの生き方は、わたしたちにとって信仰の模範であり、力と慰めです。

2013年6月



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