カトリック河原町教会
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カトリック河原町教会公式
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十字架の道行
イエスはエルサレムの大祭司カイアファの館で不法な裁判を受け、ローマ総督ピラトから死刑を宣告され、十字架を担い、十字架につけられて息を引き取り、墓に納められました。
「十字架の道行」は、このイエスの受難の道のりを14の場面(留)に分けて、ひとつひとつたどりながら、心に届め、黙想する祈りです。カトリックの信徒にとって、親しまれている祈りの一つで、その起源は古く、初代協会の頃から信徒たちはエルサレムへ行き、イエス・キリストが実際にたどった道のりを歩む巡礼を行っていました。中世末期、教会の広がりとともに、聖地エルサレムに行くことのできない信徒たちのために、自分たちの居る場所でも「道行」をたどることができるように、絵画やレリーフによって祈る「十字架の道行」が設けられました。18世紀、教皇クレメンス12世の時代に、現在の14留の祈りをささげるようになったと言われています。
河原町教会の聖堂の南側の窓のステンドグラスに「十字架の道行」の14留と、ご復活(第15留)が描かれています。また、四旬節期間中、両サイドの窓に木製のレリーフが飾られます。
河原町教会では四旬節の間、毎週金曜日18:00から「十字架の道行」の祈りをしています。主イエス・キリストとともに歩きながら、復活の希望の光を求め、ともに祈りましょう。
2013年3月
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