カトリック河原町教会
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聖母マリアとロザリオ
10月はロザリオの月です。また、10月7日はロザリオの聖母の記念日です。ロザリオの信心は、聖母マリアに霊的なバラの冠をささげる祈りとして、幾世紀にもわたって大切にされてきました。
古来より修道院などで聖務日課、「教会の祈り」として150編の詩篇が唱えられていましたが、信徒の間ではラテン語で詩篇を唱えることが難しく、詩篇の代わりに「アヴェ・マリアの祈り」を150回繰り返すようになり、それが次第に浸透してきたものと考えられます。そして、聖ドミニコ(1170〜1221)とドミニコ会士が異端と闘った時、「祈りの武器」としてロザリオの祈りをしたことから全教会に広まったといわれています。
ロザリオの祈りは、単純に「アヴェ・マリアの祈り」を繰り返し唱えるだけではなく、聖母マリアとともにキリストによる救いの出来事を黙想することができるようになっています。教皇ヨハネ・パウロ二世は、キリストの受肉と隠れた生活(喜びの神秘)の次に、キリストの公生活の中の重要な出来事(光の神秘)を付け加えられ、それからキリストの受難(苦しみの神秘)、復活の栄光(栄えの神秘)を黙想するよう勧められました。
これらの神秘を黙想することによって、イエスの最も近くにいて、イエスに従い、イエスの救いのわざに深く関わり続けられた聖母マリアを通してイエス・キリストとの一致に向かうことができるでしょう。
ロザリオの祈りを唱えながら、神の母、教会の母であり、天の栄光の中でイエスとともにおられる聖母マリアに、子としての愛と信頼をもって取次ぎを願いましょう。
2012年10月
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